甲子園の審判はボランティアだった!

甲子園の審判

甲子園の主役は選手たちですが、試合を円滑に進めるためには、プロ野球と同じように甲子園でも審判がいなければ成立しません。
甲子園の審判は、プロ野球の審判と違い、給料を貰って審判をしているわけではありません。つまり、ボランティアで審判を行っているということになります。

夏の甲子園、炎天下の中で2時間前後も立ち続け、公正なジャッジをするのはとても大変なことです。しかし、どんなに頑張っても甲子園の審判には報酬は与えられません。
ただし、交通費や食事代、宿泊費などは高校野球連盟から支給されるということです。
ですが、それだけで生計を立てられるわけではないので、多くは普通に仕事を持っている方が甲子園の審判を行います。

甲子園で審判を行うためには、募集が行われている各都道府県の高校野球連盟に登録することからスタートします。そして、各都道府県で行われる審判講習会に参加し、審査員として知識や技術を身につけていくのです。甲子園の決勝戦の審判をするには、球審としての判定能力だけでなく、「人間性」「阪神甲子園球場に慣れている」という条件が求められます。

審判に応募する人は、かつて高校野球球児だった人が多く、審判は選手たちの一番近くで球児たちの安全を見守っているのです。